今年さえない通貨、来年は?

通貨市場で今年さえなかった通貨をいくつかピックアップして分析してみました。

今年さえなかったマーケットは来年に割安と見られる可能性があります。

 

特に今年は年始めや、中盤で世界的な不況が懸念されていました。

しかし、年末にかけて経済基調が緩やかに回復していることが経済統計で見ることができます。

つまり年始め、中盤で今年さえなかったマーケットの戦局も変化している可能性があります。

 

分析方法は教科書通りのシンプルな方法である、移動平均線とリスクリワード比で行ないます。

 

f:id:thomasc:20191223191146j:image

香港ドル(対円)

今年、米中貿易摩擦やデモによりさえなかった通貨の一つです。

f:id:thomasc:20191223191308j:image

320日移動平均線(黄色)をブレイクしているので、買い出動が可能です。

目標価格は直近高値のレジスタンスまでとして、思惑が外れて逆行した時は200日移動平均線(ピンク)で決済です。

リスクリワード比的にも買うことが可能な通貨です。

 

 

f:id:thomasc:20191223191708j:image

スウェーデンクローナ(対ユーロ)

スウェーデンは中国との関わりが強く、今年スウェーデンクローナは米中貿易摩擦により軟調でした。

320日移動平均線をブレイクしているので、買い出動することが可能です。

目標価格は直近高値のレジスタンス、損切りは200日移動平均線になります。

リスクリワード比的にも買うことが可能な通貨です。

 

 

f:id:thomasc:20191223192156j:image

メキシコペソ(対ドル)

メキシコペソは元々強い通貨ではありません。南米の通貨ペソが不振だった為、メキシコペソも釣られ安となり、今年はさえませんでした。

320日移動平均線、200日移動平均線をブレイクしています。

直近高値を目標価格、200日移動平均線損切り設定とするとリスクリワード比的に買えない通貨です。

 

 

今年最もさえなかった通貨はアルゼンチンペソです。

f:id:thomasc:20191223192708j:image

今年中盤に暴落してから回復兆候が見られません。