米雇用統計の予想は2分化されている!?
今夜発表される米雇用統計は大きく分けて2つの予想で分かれている。
A.良くも悪くもない結果
B.とんでもなく悪い結果
Aの良くも悪くもない結果を予想している割合は多くを占めていることが各社予想で分かる。
9月米非農業部門雇用者数
JPモルガン +12.5万人
ドイツ証券 +12.5万人
バークレイズ・キャピタル +14.5万人
BNPパリバ +12.5万人
HSBC +15.0万人
みずほ総合研究所 +14.0万人
モルガン・スタンレー +18.5万人
9月米失業率 各社予想
JPモルガン 3.7%
第一生命経済研究所 3.7%
ドイツ証券 3.8%
バークレイズ・キャピタル 3.6%
BNPパリバ 3.7%
HSBC 3.7%
みずほ総合研究所 3.7%
モルガン・スタンレー 3.7%
9月米平均時給
JPモルガン +0.2%
第一生命経済研究所 +0.3%
ドイツ証券 +0.2%
バークレイズ・キャピタル +0.3%
BNPパリバ +0.3%
HSBC +0.3%
みずほ総合研究所 +0.2%
モルガン・スタンレー +0.1%
(情報元 上田ハーロー)
一方、Bのとんでもなく悪い結果を予想しているトレーダーも少なからずいる。
10/1に発表された米製造業景気指数は予想の50を下回り47.8と2ヶ月連続のマイナス成長
米製造業は米大企業の利益の大半を占めていることから、製造業の悪化を機にリセッションへ向かうのではないかと懸念されている。
10/3に発表された米非製造業景気指数は52.6とプラス成長に留まったものの、2016年来の水準へ転落。
(情報元 investing.com)
非製造業景気指数の発表で10月FRBの利下げ確率が一時90%を超え、現在は88%で推移。
(情報元 CME Group)
弱い経済指標から堅調だった労働市場も崩れるのではないか?と考えているのがBを予想する人達です。
テクニカルチャートでもサポートラインで反発するか、節目を割るかのポイントにある。
Aならサポートラインで反発、Bなら節目割れが一般的なシナリオでしょう。
(ドル円 日足)
昨夜の時点で50日移動平均線を割っている。
下限チャネルが節目となるので、このポイントで反発すれば上限チャネルが目標価格になり、下限チャネルを割ればCが目標価格となる可能性が高い。
CはAとBの幅とイコールに設定している。
あなたはAの良くも悪くもない結果、Bのとんでもなく悪い結果のどちらを予想しますか?
また結果次第ではどのようなトレードを行ないますか?