チャート分析の話
ゴチャゴチャした情報下でトレードしていませんか?
チャート分析で大切なことは情報の精査です。
もちろん情報というのはマーケットに影響するニュースだけではなく、チャートも分析するうえで大切な情報です。
チャートといっても移動平均線、ボリンジャーバンド、MACD、出来高、RSIなど様々な指標があります。
複数の情報(インジケーターなど)を入れたチャートはどの指標に従えばいいのか分からなくなることがあります。
もちろん慣れてしまえば問題はありません。
もしブログを読んでいる人でゴチャゴチャした情報で分析に苦戦していたら、以下のことを従いチャート分析してみてください。
⑴ 独立変数間に強い相関がある情報を排除しよう。
例えばRSIとストキャスティクスを入れてチャート分析していたとします。
RSIとストキャスティクスは独立変数間に強い相関があります。例えばマーケットが上昇すると大概RSIは上向き、ストキャスティクスも上向きになります。これはRSIとストキャスティクスに強い相関があるからです。
つまり分析に必要な情報が被ってしまうと分析に混乱が生じます。RSIが上向きでストキャスティクスが下向きだと、どちらの指標を信じたらいいか分かりません。
⑵ 必要な3つの情報に絞ろう。
必要な3つの情報とは1.トレンド系、2.モメンタム系、3.出来高系の情報です。
1.トレンド系というのは以下のモノです。
移動平均線、MACD、ADX、PPC、ATR…
2.モメンタム系というのは以下のモノです。
RSI、ストキャスティクス、ROC、CCI…
3.出来高系というのは以下のモノです。
OBV、MFI、CMF…
トレンド系、モメンタム系、出来高系の各カテゴリーから一つずつに絞りましょう。
各カテゴリーから一つずつ選んだチャート例です。
⑴ トレンド系→200日移動平均線
⑵ 出来高系→オンバランスボリューム
⑶ モメンタム系→RSI
このように独立変数間に強い相関がある情報を無くし、各カテゴリーに絞ることで必要な情報だけに精査することが出来ます。