金鉱株、銀、銅の長期チャートの変化

金価格の上昇により貴金属全般が買われています。
特に安く放置されていた金鉱株、銀、銅に見直しが入り、金価格との連動を強めています。

 

金鉱株(HMY) 月足チャート
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2013年から続く低迷相場は時間をかけて鍋底を形成。
底値入りを匂わす相場で重要になるのは出来高です。
つまり、転換点というのは出来高を伴って起きなければシグナルと見なされない場合があります。
出来高のトレンドを見るオンバランスボリュームは強気を示唆しています。

 

ETF(SLV) 月足チャート
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金鉱株と同様、これまで安く放置されてきた銀ETFにも底入れシグナルである、鍋底を形成、出来高もしっかりと伴っています。

 

ETF(CPER) 月足チャート
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ダブルボトムを形成しているように思えます。
オンバランスボリュームは前回ピークを突破。


金鉱株、銀、銅が買われているのは需給によるものではなく、金価格のいちじるしさを反映したものだと思います。
金鉱株は例外ですが、銀と銅は需給関係がレートを決定していたので、今後の過熱次第により、需給との乖離が生じる可能性があります。