2019-01-01から1年間の記事一覧

米国経済 ~近づく暗黒の日~

クリスマス休暇やお正月前に不快なタイトルで失礼します。ここに書いていることはあくまで私の分析、意見です。私は金融トレーダーとして国際情勢を分析していますが、現在の経済状況は2007年の金融危機の雰囲気と非常に似ていると感じています。現在、株高…

今年さえない通貨、来年は?

通貨市場で今年さえなかった通貨をいくつかピックアップして分析してみました。 今年さえなかったマーケットは来年に割安と見られる可能性があります。 特に今年は年始めや、中盤で世界的な不況が懸念されていました。 しかし、年末にかけて経済基調が緩やか…

チャート分析の話

ゴチャゴチャした情報下でトレードしていませんか? チャート分析で大切なことは情報の精査です。もちろん情報というのはマーケットに影響するニュースだけではなく、チャートも分析するうえで大切な情報です。チャートといっても移動平均線、ボリンジャーバ…

損切りの話

あなたがトレードで犯した最大なミスは何ですか?と聞くと、多くの人たち『損切りの遅延』と答えるでしょう。 「損切りをするべきところで直ぐにすることが出来ず、小さな損失で済んだものを大きな損失にしてしまった。」 「損切り注文を入れたのに途中でキ…

大豆市場はフェーズ1合意をハナから期待していない?

3日BBGのこの報道が楽観的な主要マーケットに水を差しました。 (米中貿易合意、期限は見ていない) トランプ大統領が記者に対して『 中国との通商合意は2020年11月の選挙が終わるまで待った方 がいいかもしれない』とコメントしたことでS&P500は一時1%超え…

危険な位置に来たADX

ドル円は108円台で膠着状態が続いており、低いボラティリティで推移しています。 何度か109円中盤をトライしましたが、200日移動平均線がレジスタンスになり弾かれています。 どうやらドル円相場にとって109円は居心地が悪く、108円の居心地がいいみたいです…

正しいトレードをする為に心がける13のこと

正しいトレードをする為に、最低限心がけないといけない以下のことを覚えておきましょう! ・トレードルールを守ること⇒トレードルール=規律である。規律は徹底して守る。 ・必ず損切り設定をすること ・一度のトレードで資金の2%以上の損を出さないこと ⇒…

ヘッジファンドによる買い上げ、投げ売りを判断する方法

ヘッジファンドや機関トレーダーが莫大な資金で売り買いする時は、比例してマーケットも大きな値動きをします。 あなたはヘッジファンドや大手金融機関トレーダーによる買い上げ、投げ売りをどのようにして判断していますか? 多くの人は、板読みやボリュー…

トレーダーの現実

トレードで勝てるようになる為には、いくつかの「現実」を理解しなければいけません。 ・利益を出し続けるレベルに達するまでに時間がかかる (最低3-4年、長くて10年以上) ・大損する (トレードを始めたら、必ず失敗するので相応の覚悟が必要) ・努力を裏切…

NYの投資アドバイザーから自信を失ったトレーダーへ

トレードで何度も負け続けると自信を失ってしまいます。自信を無くすと、怖気ついてしまったり、保有しているポジションに懐疑的になり、すぐに手放したりして、儲けるチャンスを逃してしまします。そんな状態からいち早く自信を取り戻す必要があります。 NY…

極めて簡単なデイトレードの方法

今回は、とてもシンプルで、簡単なデイトレードの方法についてのブログになります。 興味がある方は最後まで読んでください。 今回検証に使用するチャートは、ドル円日足チャートになります。 使用するインジケーターは、21日移動平均線とADX(平均方向性指…

ドル円の位置と今夜のFOMC

FRB利下げ確率(0.25%)が97.8%に織り込まれて今夜の利下げは確実視されている。 (CME fedレート) 注目されるのは、利下げサイクルを続けるのか?それとも利下げサイクルを打ち切るのか?というところだ。 FRBパウエル議長は「利下げサイクルではない」と…

RSI(相対性指数)と中期移動平均線から見る市場心理

RSI(相対性指数)をお使いですか? RSIの説明はマネックス証券さんページをご覧ください。 https://info.monex.co.jp/technical-analysis/indicators/005.html 今回は、RSIと中期移動平均線から見る市場心理についての記事になります。 RSIはこのような計算…

「買える・買えない」高値と安値

多くのトレーダーは高値圏のマーケットを買うことをためらいます。 理由は「割高だ」と思っているからです。 しかし、「新高値は追え!」というのも間違いではありません。 安値圏のマーケットだと「最高な買い場」「値ごろだ」と感じ、好んで買うトレーダー…

「経済は最高の状態」と言い張るトランプ、実際はボロボロの経済

「今の経済は最高の状態だ!」 これは7月のツイートです。 本当に経済は最高の状態??? これは2020年に米国が景気後退に陥る確率です。 2020年に景気後退が来る確率は65% 現在の米国の景気後退確率はリーマンショック前と同じです。 (情報:Forbes) (著…

DNAと大衆心理

『上がると思って買ったら下がり、下がると思って売ったら上がる』こんな経験はありませんか? 私も当初『誰か私のことを監視して、逆に行くように操作しているのか?』と思ったことがあります。 この現象は決して偶然なのではありません。 実はこれ、動物の…

VIX指数とバンド幅の併用

VIX指数とバンド幅を併用させると面白いことが分かりました。 VIX指数はS&P500を対象とするインプラント・ボラティリティを元に算出している指数です。 VIX指数が上昇すると主要指数が下落する傾向があるため恐怖指数とも言われています。 (VIX指数 日足チ…

米雇用統計の予想は2分化されている!?

今夜発表される米雇用統計は大きく分けて2つの予想で分かれている。 A.良くも悪くもない結果 B.とんでもなく悪い結果 Aの良くも悪くもない結果を予想している割合は多くを占めていることが各社予想で分かる。 9月米非農業部門雇用者数 JPモルガン +12.5万人 …

『シンプルなトレードこそ究極?』

難しいチャートでトレードしていませんか?私が思う難しいチャートです⬇︎ 私の場合トレードを続けていると、チャート画面はどんどんシンプルになります。本来分かりにくい値動きをシンプルに分かりやすくできるインジケーターや、指標などがおススメです。 …

ヒドゥン・ダイバージェンス

現在のドル円、ヒドゥン・ダイバージェンスを形成している可能性があります。 ドル円4時間足チャートになります。 インジケーターはストキャスティクス(期間:14.3.3)です。 ストキャスティクスは買われ過ぎ、売られ過ぎなどの行き過ぎ水準を示す指標として…

トレンドレベルを測るテクニック

トレンド相場は恐らく様々なチャートパターンの中で最も人気なチャート形態です。 トレーダーの皆さん、トレンドの強弱はどのように測っていますか? 今回はトレンドレベルを測るテクニックについてのブログです。 興味がある方は最後までご覧ください。 (9…

トレーダーは10月の米中協議をハナから期待していない?

ドル円4時間足と日本株(オレンジ)、NY株(青)、中国株(紫)の比較チャートです。 同主要株が上昇しているにもかかわらず、ドル円は8月からレンジにはまっている。1ヶ月物のインプラントボラティリティは8月末から3%低下して9/9現在は6%にまで低下。明ら…

トレンドを見る指標でROCをご存知ですか?

ROC(レートオブチェンジ)をご存知ですか? 多くのトレーダーがトレンドを見る指標として活用しています。 ROCを活用すれば相場のトレンドに勢いがあるか否かを読むことができます。 さっそくROCの設定をしていきましょう。 ROCの期間は「125」に設定します…

バンド幅が示す現実味の高い下振れリスク

市場では米国のリセッション(景気後退)リスク懸念が広がっている。 特にリセッションリスク懸念が広がったのが8月です。 ゼロヘッジによると2019年のインターネット検索で「リセッション」というワードが急上昇している。 8月に実施した調査に答えたファン…

クラッシャーは日本人狙い?

26日、朝方トルコリラがクラッシュしました。 対円では最大12%、対ドルでは最大9.9%まで急落しました。 ファンダメンタルズでの懸念が背景ではなく、日本人トレーダーのポジション狩りを狙った売り仕掛けとBloombergは報じている。 『中には日本の個人のポジ…

金利を据え置き続けるカナダ

アメリカ、ドイツ、中国でリセッション(景気後退)懸念が広がっています。市場は警戒を強め、リスク回避の方向に依然傾いています。リセッションシグナルがいくつか見られます。 アメリカ⇒2.10年債による逆イールドカーブ⇒30年債、過去最低水準 ドイツ⇒製造業…

ドル指数が示す本来のドル

15.16日、週明け19日、東京市場のドル円はじり高で下値を固める動きでした。 15.16日は欧州時間前にドルが上昇、19日は欧州時間にドルが上昇していました。 15日~19日のドル円は15:30~17:15の間に上昇しています。 実需絡みの売買と投機的なドル売りが行き過…

ドル急伸!背景にある低ボラティリティ

13日トランプ大統領、対中国関税の一部を延期すると報じられました。 (ドル円1時間足チャート) 予想外の延期報道にドル円は買いで反応 105円前半から106.95まで急上昇 8月1日にも大きな値動きがありました。 13日の値動きと、1日の値動きに共通する場面が…

ボリンジャーバンドが好きな方は見てください

値動きを予測する指標として、よく使われるのが人気指標ボリンジャーバンドです。 私も長年ボリンジャーバンドを愛用しています。 一般的には、『上限バンドと下限バンドが広がりだせば大きな値動きがある』と認識するツールとして使われています。 バンド幅…

MACD&BBの併用で分かる相場基調

MACDとボリンジャーバンドを併用させると面白いことに相場基調を知る指標になります。 是非ご活用ください。 ドル円日足チャート 赤枠で囲ってある部分は、直近の大幅下落があった箇所です。 アメリカ、中国間の経済戦争によりリスクオフが強まっていること…