RSIが示す非好転

先週、G20大阪サミットで米中首脳『一時休戦』合意を受けて週明けはリスクオンスタートになりました。

 

しかし、ドル円の上値は限定的になる可能性が高い。

恐らく市場参加者の多くは米中貿易戦争の長期化を想定している。

 

ナットウェスト・マーケッツのヒウディン氏は『今回のニュースによるインパクトは長続きしない可能性がある』と述べました。

 

(7/1ドル円1時間足チャート)

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下洛トレンドでRSI20まで低下した後に、反発RSI80まで上昇。

上下の『行き過ぎシグナル』に到達しましたが、上値の調整は下値の調整より短期的です。

 

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下落トレンドでつけたRSI20までの値幅は194pips分に対し・・・

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反発した上昇トレンド、RSI80までの値幅ば137pips分と明らかに値幅が狭いです。

 

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それまでもRSI80を試す場面が少なく、RSI20まで低下する場面が多くありました。

 

相場は依然下方シグナルを示しています。

要するに今回の米中首脳合意でドル円相場が完全に好転する可能性は低いということです。