バンド幅が示す現実味の高い下振れリスク
市場では米国のリセッション(景気後退)リスク懸念が広がっている。
特にリセッションリスク懸念が広がったのが8月です。
ゼロヘッジによると2019年のインターネット検索で「リセッション」というワードが急上昇している。
8月に実施した調査に答えたファンドマネージャー の約3分の1は、今後12ヶ月の間に世界的な景気後退が起きる可能性が高いと考えている。
8月にも米長期金利が米短期金利を下回る、いわゆる逆イールドカーブが発生している。
(上記画像の赤○が逆イールド)
逆イールド後にはITバブル、リーマンショックが起きている。
リセッションリスクに対して金融機関の反応は・・・
JPモルガンCEOはリセッションに備えて安全資産の購入を勧めている。
ゴールドマン・サックスは米中貿易戦争がリセッションの引き金になる、と指摘。
さらに年後半の米成長率予想を引き下げ
テクニカルチャートでも大幅な下落に対する警報シグナルがバンド幅から出ている・・・
(ドル円 月足チャート)
ドル円月足チャートのバンド幅を確認すると、リーマンショック前にバンド幅が縮小していることが確認できる。
バンド幅縮小は大きな値動きの前兆であることが多い。
そして、今の相場でも2007年リーマンショック前と同様、バンド幅が縮小している。