クラッシャーは日本人狙い?
26日、朝方トルコリラがクラッシュしました。
対円では最大12%、対ドルでは最大9.9%まで急落しました。
ファンダメンタルズでの懸念が背景ではなく、日本人トレーダーのポジション狩りを狙った売り仕掛けとBloombergは報じている。
『中には日本の個人のポジションを毎日チェックして、「狩れる」と判断すると、ストップロス狙いの仕掛け売りを入れていく投機勢もいる』
(外銀幹部)
外為どっとコムのセンチメントデータによると、25日時点でリラ円ポジション全体の89%がロング、11%がショートだった。
(Bloomberg参照)
日本人トレーダーのいわゆる強気の買いではなく、金利を稼ぐ程度の、短期から中期ロングが海外投機勢の狩りやすい地合いのようだ。
金融先物取引業協会のデータによると、トルコリラは日本人トレーダーの間で、7月が最も活発に取引された。
その後、取引が落ち着き、7月に投資していた残党が今回、クラッシュの獲物になった。
今回のトルコリラ急落にだけ言えることではなく、1月3日のドル円、豪ドル円の急落も同様、日本人トレーダーを狙ったストップロス狩りだったと思います。
投機的な売買に対処するために、過去のクラッシュ条件を理解しよう!
・これまでフラッシュクラッシュや投機的クラッシュな値動きは日本時間朝方に起きることが多い。
・クラッシャーは値動きが薄い地合いを好む。
・売買センチメントは中立より買い優勢の地合いを好む。(ストップロスを狙うため)