トレーダーは10月の米中協議をハナから期待していない?

ドル円4時間足と日本株(オレンジ)、NY株(青)、中国株(紫)の比較チャートです。

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同主要株が上昇しているにもかかわらず、ドル円は8月からレンジにはまっている。
1ヶ月物のインプラントボラティリティは8月末から3%低下して9/9現在は6%にまで低下。

明らかにドル円のパフォーマンスは薄れている。

 

ドル円のさえない値動きは、10月の米中閣僚級協議に期待していないことを示している?
対中国輸出品のトウモロコシは現在-1.39%大豆は-0.58%です。

両品目は以前協議した時からマイナスが膨らんでいる。
どうやら10月の米中協議にはあまり期待せず、慎重な見方をしているトレーダーが多いようだ。

 

中央銀行金利安政策が通貨のパフォーマンスを相殺している?

米10年債利回り日足

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米10年債利回りは1年で-46.7%という歴史的な下落です。

金利低下=景気後退と考える市場参加者は多く、金利と通貨の連動性が強まっている。
そのことを考えても長期債低利回りの今年、ドルのパフォーマンスは確かに高まっていない。