トレンドレベルを測るテクニック
トレンド相場は恐らく様々なチャートパターンの中で最も人気なチャート形態です。
トレーダーの皆さん、トレンドの強弱はどのように測っていますか?
今回はトレンドレベルを測るテクニックについてのブログです。
興味がある方は最後までご覧ください。
(9/14 ドル円1時間足チャート)
上記チャートにある移動平均線は21MA(水色)、50MA(オレンジ色)、200MA(紫色)です。
21MAが短期、50MAが中期、200MAが長期の移動平均線になります。
トレンドが形成されている時、大半は短期、中期、長期MAがトレンドを支えるようにカバーします。
チャート画像ではアップトレンドが形成しており、A部分(短期MA下値サポート)がトレンド初期の段階から下値をカバーしていました。
しかし、トレンド後半にかけてAを下抜けるようになり、
B部分(中期MA下値サポート)が下値カバーをするように切り替わっていることが確認できます。
サポート部分AからBへ切り替わるということは『トレンドがピークを過ぎた』ことを示します。
もしトレンドを支えているBを下抜けたら『強く働いていた下値の支えが無くなった』という認識がされる為、市場はアップトレンドに対して懐疑的になります。
広い視点で見ると次のサポートポイントはC部分(200MA)となります。
しかし、アップトレンドで買っていたプレイヤーがこぞって売りに転じる、という訳ではないので、直ぐにCへは向わずCまでにあるサポートラインをテストするでしょう。
それではどこの位置にサポートラインがあるのか確認していきます。
a(トレンドに対する高値)からb(50MA下値カバ―部分)までの距離は、c(高値が切り下がった部分)からd(サポートライン部分)までの距離とイコールになります。
一つ目のサポートラインは①です。
二つ目のサポートライン②は50MAを一時的に抜けた安値になります。
この二つのサポートラインで押し目買いが強まれば、引き続きCがアップトレンドを支える形となります。
二つのサポートラインを割り込み、さらにCも割るようなら売りが強いことを示しているので、買いポジション持っている場合はポジションを全て落とし、売り目線へと切り替えましょう。