ヘッジファンドによる買い上げ、投げ売りを判断する方法

ヘッジファンドや機関トレーダーが莫大な資金で売り買いする時は、比例してマーケットも大きな値動きをします。

 

あなたはヘッジファンドや大手金融機関トレーダーによる買い上げ、投げ売りをどのようにして判断していますか?

多くの人は、板読みやボリューム(出来高)などを見て判断していると思いますが、もっと分かりやすい指標があるのでご紹介します。


TICK指数をご存知ですか?

TICK指数とは、米主要マーケットの細かなレート変動のことを言います。市場参加者に提示される取引レート一回一回のひと振れを表すものです。

 


今回は、ドル円を例にTICKを使用して検証します。

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左がTICK指数、右がドル円です。(4時間足)

TICKはTradingViewのチャートを使用しています。

TICKチャートに表示してある黒色の水平ラインは、上が+1000ティック、下が-1000ティックです。

 


+1000ティック以上→ファンド等が買い上げている

-1000ティック以下→ファンド等が投げ売りしている

 


通常+1000ティック、-1000ティックはつけません。

つまり同ティック以上、もしくは以下までつけたら、それはヘッジファンドが大きな資金で売買している、ということになります。

 


左右チャートのTICKのAは+1000ティック以上にある。(11/1)

ドル円のAは上昇している。(11/1)

つまりヘッジファンドが買い上げています。

 


左右チャートのTICKのBは-1000ティック以下にある。(11/11)

ドル円のBは下落している。(11/11)

つまりヘッジファンドが投げ売りしています。

 


TICK指数が適用できるマーケットは、ドル、米株です。

とても便利な指標ですので、是非活用してみてください。