「買える・買えない」高値と安値

多くのトレーダーは高値圏のマーケットを買うことをためらいます。

理由は「割高だ」と思っているからです。

しかし、「新高値は追え!」というのも間違いではありません。

安値圏のマーケットだと「最高な買い場」「値ごろだ」と感じ、好んで買うトレーダーが多くいます。

しかし、安値圏で低迷したマーケットは「腐ったミカン」です。

 

上手いトレーダー「割高」「腐ったミカン」を見極めます。

今回は「買える・買えない」高値と安値のシンプルな見極め方をご紹介します。

(検証チャート:ドル円日足)

 

 

 

~追える高値と追えぬ高値~

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縦線から左が「追える高値」、右が「追えぬ高値」です。

追える高値は、50日移動平均線(オレンジ)、200日移動平均線(パープル)がアップトレンドなので、買い基調であることが確認できます。

買い基調であるということは、高値を追う、高値更新を目標に買っていくことができる。

 

追えぬ高値は、同移動平均線がダウントレンドなので、売り基調であることが確認できます。

売り基調であるということは、当然買うことはできません。

 

 

 

~買えない安値と値ごろ~

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縦線から左が「買えない安値」、右が「値ごろ」すなわち買える安値です。

買えない安値は、同移動平均線の方向感が乏しく、マーケットが買いか売りかを迷っているいる相場ですので、当然買うことはできません。

「腐ったミカン」の可能性があります。

 

値ごろ(買える安値)は、同移動平均線がアップトレンドを形成していることから、買い基調である。

買うことができます。

 

 

No.2

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縦線から左が「買えない安値」、右が「値ごろ」すなわち買える安値です。

買えない安値は、同移動平均線がダウントレンドを形成されており、売り基調である。

当然買えません。

腐ったミカンの可能性があります。

 

値ごろ(買える安値)は、同移動平均線がアップトレンドであることから、買い基調。

さらにボリュームが平均以上に膨らんでいることから、買いのセンチメントに傾いていることが分かる。

Aの200日移動平均線を上抜けた部分が、この場合の「最高の買い場だ!」