悪いニュースは買いチャンス??

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13日に発表されたイギリスGDP(前期比)は予想外のマイナス成長を記録した。
ブレグジット貿易摩擦でイギリス経済は弱くなっていることから、イングランド銀行(イギリス中央銀行)に対して利下げ圧力が強まっている。

つまり同指標が下方修正されるということは、ポンド売りが強まると一般的には考えると思います。


しかし同指標発表後のポンドは一時的に下げたものの、ボトムを形成して上昇しています。
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ポンドだけではなく、8日のドル円相場でも同様動きが見られます。


8日イラクにある米駐留米軍基地がイランにより攻撃を受けました。
ドル円は一時的に下げたものの、その後すぐに切り返して急上昇しています。

 

同じようなケースが過去のリスク材料でも見られます。
第二次世界大戦(日本軍が優勢の1942年)→米国株上昇
天安門事件→中国株上昇
東日本大震災日本株上昇
・9.11→米国株上昇
・ロシア・ウクライナ侵攻→ロシア株上昇

 

悪いニュースは単にマーケットを下げるシナリオだけではありません。
投資家にとって悪いニュースとは割安な価格で買うチャンスとなります。

 

古い格言があります。
『町のあちこちで道が血で染まっている時こそ、絶好な買いチャンスである。』
ネイサン・ロスチャイルド