世界は1700年代の重商主義へ逆戻り? ~ゴールドからシグナル~
2017年にトランプ大統領が米大統領に就任してから2年半が経ちました。
トランプ大統領の政策は重商主義に逆戻りしているのではないかという声が出ています。
重商主義の貿易戦略は輸出を伸ばし、輸入を抑えることが特徴です。
これは現在のトランプ政権に似る政策です。
つまりトランプ政権は自由貿易に逆らい、あえて重商主義的な貿易戦略を取っている可能性があります。
そして、世界も重商主義へ向かっていることをシグナルするものがゴールドです。
重商主義のもう一つの特徴としてゴールドを備蓄する政策があります。
米国の重商主義的な政策を警戒してか、中国とロシアが急ピッチでゴールドを買っています。
現在米国では大規模な量的緩和を実施しており米国株に資産が集中していることは言うまでもありません。
米国株は1年間で22%上昇しています。
金融緩和は米国のみならずその他各国も金融緩和競争へ乗り出しています。
そんな中、ゴールド資産も同時に上昇しています。
金融市場のこれまでの常識では緩和マネーと共にゴールド資産も流出するはずですが、ゴールドは1年間で17%上昇しています。
・重商主義的なトランプ政権
・中国、ロシアのゴールド大量購入
・ヘッジされているゴールド
・金利の低下…
これらは偶然でしょうか?
あくまで個人的な見解であり、重商主義が否かはフィクションです。