アップル下方修正はプチショック程度?

アップルは1-3月期の業績見通しを下方修正して投資家に利益警告を出しました。
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要因は以下2点です。
新型肺炎の影響で、中国の組み立て工場の再稼働が遅れ在庫が不足している。
⑵ 中国の販売店の短縮営業で客足鈍る。

「売上高が見通しに達しない見込み」と声明。

 

投資家はいきなりの利益警告で寝耳に水の状態です。
東京市場の値動きは日本株終値が-343(-1.4%)となっています。
アップルショック再来を思わせる出来事なのでNY市場ではマーケットの下押し圧力がさらされる可能性があります。


昨夜NY市場は休場だったので東京時間にゴールドや債券ヘッジがあるのかと見ていましたが、特段大きな資金流入はありませんでした。

ゴールド
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+0.15%

 

米国債先物
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+0.22%

これら安全資産にリスクヘッジの動きが無いということは、昨年1月に起きたアップルショックのような大規模な資金流出は起きないと考えています。


アップル1-3月期業績見通しの下方修正により米10年債利回りは1.54%まで下落。
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株価のアップトレンドは引き続き低金利が支える形になると思われます。

 


アップル 日足チャート
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ダイバージェンスを無視した上昇が続いていましたので、一時的な調整売りが入る可能性があります。

 

S&P500 週足チャート
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アップル株はS&P500の5%弱を占めているので影響を避けることは出来ないと思います。
チャートでも50MA乖離が2018年1月水準の38乖離です。
つまり買われ過ぎていることが分かります。


新型コロナウイルスによる影響リスクが再燃する可能性や中国依存の高いハイテク株の見直しはされると思いますが、引き続き低金利が支える期待の方が高いと見ています。