ドル円の位置と今夜のFOMC

FRB利下げ確率(0.25%)が97.8%に織り込まれて今夜の利下げは確実視されている。

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(CME fedレート)

 

注目されるのは、利下げサイクルを続けるのか?それとも利下げサイクルを打ち切るのか?というところだ。

 

FRBパウエル議長は「利下げサイクルではない」と会見で述べているが、事実今年に入り断続的な利下げをしている。

利下げサイクルを打ち切るリスクは、トレーダーや政府、もちろんFRBの人間も知っている。

世界的な貿易摩擦で製造業が落ち込む中、FRBは利下げ余地を残す可能性がある。

 

別の理由も・・・

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FRB金利を下げず仕事を放棄している。他の国を見てください。ドイツなど低金利でお金を借りています。FRB金利を引き上げるには速すぎ、利下げをするのが遅すぎる!」

(10/25 ツイート)

 

トランプ大統領の利下げ圧力だ。

彼は「マイナス金利が好ましい」とも述べている。

 

この状況で利下げを打ち切ったら、経済リスクとトランプリスクがパウエル議長に重くのしかかる。

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恐らく前回と同じ「会合ごとに判断する」で逃げるでしょう。

 

ドル円 日足)

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200日移動平均線レジスタンスポイントになっている。

ADX指数は中立位置の30%より下にあり、トレンド自体に勢いはない。

 

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出来高を設定して、ボリュームが縮小している部分(59661)に線を入れると興味深いことが分かる。

59661以下の↓部分と過去の相場を照らし合わせると、ボリュームが縮小した後にドル円は急落している。

そして、現在のドル円の位置も、過去2回の急落と同条件であることが分かる。

(個人の分析です)

 

ドルインデックス 日足

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レジスタンスポイントをブレイクアウトするか、反発するか、ドルインデックスも現在節目にあります。