大豆市場はフェーズ1合意をハナから期待していない?
3日BBGのこの報道が楽観的な主要マーケットに水を差しました。
(米中貿易合意、期限は見ていない)
トランプ大統領が記者に対して『 中国との通商合意は2020年11月の選挙が終わるまで待った方 がいいかもしれない』とコメントしたことでS&P500は一時1%超えの下落を記録した。
節目である下限ラインを割り込んだ。
ドル円も節目の下限ラインを割り込み、108円前半まで下落している。
いっぽう安全資産である金相場は7/19のレジスタンスが現在のサポートへ変わり底打ちした可能性がある。
主要マーケットの楽観的な観測が総崩れとなりました。
通商合意が期待されていただけあり、トランプ大統領のコメントはサプライズでした。
しかし、そんな中フェーズ1合意をハナから期待していない市場がある。
大豆先物市場だ。
同市場は10/22に高値をつけてから、ずっと下落している。
主要マーケットの行き過ぎた楽観とは違い、どうやら大豆先物の値動きはリアルな感じがします。
12月15日は対中関税が予定されています。
このままだと年内合意はおろか、フェーズ1合意ですら長期戦を覚悟する必要が出てくるかもしれません。
米ロス商務長官は『12月15日までに進展がなければ関税を発動するだろう』とコメントしている。