豪ドルの上昇はフェイクか!?

鉄鉱石先物が今年に入ってバブル的急上昇を見せています。

(中国鉄鉱石先物 日足チャート)

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(中国鉄鉱石先物MAシグナル)

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鉄鉱石がバブル的上昇を招いた原因

資源開発大手ヴァーレの鉱山ダムで事故が起きて以降、2019年の予定生産量4億トンのうち4分の1弱の鉱山操業が止まったことをキッカケにに鉄鉱石価格が急上昇した。

世界の鉄鉱石供給が抑制されていることが懸念されている。

 

 

鉄鉱石最大の消費国は中国

資源開発大手ヴァーレと大口契約を結んでいるのはオーストラリアです。

オーストラリアの対中国輸出の中で鉄鉱石が最大の輸出品目と言われている。

 

 

鉄鉱石と豪ドル

鉄鉱石のバブル的上昇で豪ドルが下支えされている。

年初からフラッシュクラッシュや米中貿易摩擦の影響で豪ドルは対円で記録的下落を見せている。

しかし鉄鉱石の上昇が続くと徐々に豪ドル円は底固くなり6月26日に急上昇しています。

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6月26日の豪ドル円急上昇は米中貿易摩擦緩和が期待されたことも要因です。

 

 

豪ドルの上昇はフェイク!?

今年に入ってのオーストラリア経済は米中貿易摩擦の影響で輸出が弱まっており衰退している。

さらにオーストラリアは今年2度利下げをしており、オーストラリア長期金利も過去最低の1.4%まで低下している。

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中国経済が右肩下がりの中、輸出を中国に依存していることで対中輸出減速や中国とアメリカの代理通貨と言われる豪ドルは米中貿易摩擦の影響を直接受けている。

 

鉄鉱石バブルと短期的な米中貿易摩擦緩和が豪ドルを下支えしていた!

 

鉄鉱石バブル、米中貿易摩擦緩和の下支えが無くなったら豪ドルはどうなるのか?

→暴落すると思います。

 

 

豪ドル暴落が現実に起こる可能性は?

可能性は高いと思われます。

実際に豪ドルとオーストラリア長期金利は反比例しており異例な状態です。

さらに米中貿易摩擦は長期化が織り込まれ始め、中国当局は中国鉄鉱石バブルを引き締める動きに出ている。

よって米中貿易摩擦緩和や鉄鉱石バブルは豪ドル下支えにならなくなるのも時間の問題かと思われます。

 

個人的には豪ドル下支え材料が無くなった時が売り叩く絶好のタイミングだと思います。