DNAと大衆心理
『上がると思って買ったら下がり、下がると思って売ったら上がる』こんな経験はありませんか?
私も当初『誰か私のことを監視して、逆に行くように操作しているのか?』と思ったことがあります。
この現象は決して偶然なのではありません。
実はこれ、動物の生存本能によるDNAと大衆心理によって起きる出来事なのです。
上がると思って買うと途端に下がる。
下がると思って売ると途端に上がる。
この現象を理解する為には、まずはチャートとは何か?を理解する必要があります。
チャートとは何か?
それは、市場参加者の心理の表れだということです。
ローソク足、移動平均線、MACD、ストキャスティクス、一目均衡表、RSI、チャネル等々
色々なものがある。
「過去にこうなったから、今回もこうなるであろう」といった過去のデータが上記のローソク足やインジケーターになります。
そして、トレーダー達はそれらを使ってトレードしていくわけです。
人は周りが動こうとする方向に動こうとする性質を持つ。
なぜなら、人は一人では生きていけないので、それらがDNAに組み込まれている。
なので、他者の大半が動こうとする方向に乗って行きたくなるDNAに、支配されていることを理解しましょう。
イギリスがEU離脱を決定した時、ほとんどのトレーダーがEU離脱はしない、と織り込みポンドを買い持ちしました。
しかし、EU離脱が決定して多くのトレーダーが損失を出しました。
破産者も多く出す悲惨な年となったでしょう。
人のDNA、大衆心理はそう言うものだと言うことです。
皆が(大衆が)そう思っている方向は、ヘッジファンドや大口がその逆を仕掛けるには絶好のチャンス