上昇要因を調べることは意味がない?

S&P500は今週に入って3.67%上昇している。
S&P500に投資している、もしくは投資を検討している投資家は「なぜ株はこんなにも強いのだろう」と上昇要因を一生懸命探している人が多いと思います。

 

『株が強いのはワクチン開発が順調だからだ』
『株が強いのは連銀が買っているからだ』
『株が強いのは金利が低いからだ』
『株が強いのは経済がV字回復へ向かっているからだ』

 

『いや、株が強いのはワクチン開発が順調で、連銀が株を買っていて、金利が低くて、経済がV字回復へ向かっているからだ』w

 

このように株が上昇する要因はいくつもあり、どの要因で株が上昇しているのか、ということを知ることはできません。
そして、上昇要因を知ったところで何かが変わるのでしょうか?
今週のS&P500は200日移動平均線を突破しています。
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私からすれば株の上昇要因よりもずっと大事なのはレジスタンスのブレイクアウトなど株の値動きです。

 

多くの投資家は値動きの「要因」を知りたがる傾向にあります。

しかし、物事を簡素化し過ぎて、要因だと思われる要素は大して重要ではないケースの方が多いことも事実だと思います。