注目が集まるロビンフッダーの動向

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若い世代に人気な株アプリ「ロビンフッド」は売買手数料無料化の先駆けとなり、2020年1-3月期に300万件の新規口座が開設され、取引額も急増している。

 

ロビンフッダ―(ロビンフッドで売買するトレーダー)の存在に注目が集まるようになったのは、米レンタカー大手ハーツが破産申請をした直後、ロビンフッダーがハーツ株を買い支えて、新株売り出しが現実味を帯びてからだ。

 

ロビンフッダーはスマートマネーに属するヘッジファンドやミューチュアルファンドが見放した株に注目している。
ハーツやアメリカン空港、デルタ空港、ラッキンコーヒーなど問題を抱える株など積極的に投資している。

 

なぜロビンフッド個人投資家の売買が増加しているのか?
1. 株式売買手数料の無料化
2. 新型コロナウイルス規制により時間に余裕がある個人が多い
3. 給付金(株に回している)
4. カジノなどの施設が休止している

上記4点が要因になっている可能性がある。

 

ロビンフッドを利用している友人によると
『アプリで簡単売買出来て、お勧めの株をピックアップしてくれる。投資初心者にとっても敷居は低いと思う』
初心者でも手軽に投資できるという点など人気な理由が覗える。


株式市場のこれまでの歴史から見て、個人投資家の売買が活発化することは好ましいとは言えない。
過去の金融危機個人投資家「投機熱」をピークに起きている。
なぜなら活発的な個人投資家の売買はマーケット全体で銘柄入れ替えが激しくなり、不安定な相場を作り出すことが多いからだ。