アメリカ経済は活発化を示唆?急いでGDP予想を引き上げるエコノミスト

f:id:thomasc:20200619212620j:image

経済再開でモノの生産や雇用が回復し始めて、今後経済活動が活発化する可能性がある。
12日に発表された6月消費者信頼感指数78.9と前月と比べて6.6ポイント回復、依然として新型コロナウイルスの感染が拡大する前よりは低いものの、底打ちの兆しが出ており、消費マインドの回復を示唆している。
f:id:thomasc:20200619211948p:image

 

18日に発表された6月製造業景況感指数+27.5と前月と比べて70.6ポイント上昇、予想外のV字回復となった。
f:id:thomasc:20200619212038p:image
製造業景況感指数は「前月と比べての受注と出荷」をアンケート調査したもの。
数字の出し方はとてもシンプルで速報性が非常に高いデータだ。

 

経済の活発化の兆しが見えてきたことにより、エコノミストは2020年4-6月期以降のGDPの予想を引き上げている。
1カ月前までの大方な予想は年率マイナス40%やマイナス49%、マイナス50%と弱気な見方が多かったが、現在はマイナス40%~30%の間で予想するエコノミストが増えている。
そして、2021年には2019年10-12月の水準に戻るという声が強い。

 


S&P500指数の現在のPER(株価収益率)は19.8倍と割高水準
f:id:thomasc:20200619212136p:image
割高と一言でいっても「売り」ではない。
なぜなら良い環境に置かれているマーケットというのはいつも割高だからだ。